「妄想経・第零版alpha00」を公開しました

弊会は、「共存型一神教」(inclusive monotheism)という宗教の布教を目的とする宗教団体として、2006年5月22日に設立されました。爾来、七年間に渡りまして、その目的に向かって歩んできたわけですが、最近は、宗教を布教するという宗教団体としての活動のみならず、地球上の宗教多様性を増大させるというメタ宗教団体としての活動にも力を入れております。

おそらく弊会は、これからのちも、宗教団体とメタ宗教団体という二つの側面を持つ団体として活動していくことになるでしょう。それらの二つの側面が互いに緊密な連携を保ちながら活動することが、弊会にとりまして理想的な状態と言えます。しかし、残念ながら現状では、それらの二つの側面の間には乖離があり、緊密な連携を保っているとは言い難い状態にあります。そこで弊会は、共存型一神教に代わる新たな宗教の布教を宗教団体としての活動の中心に据えることによってその乖離を解消しようと計画しております。

弊会が新たに布教の中心に据える宗教は、「多宗教教」(polyreligionism)と呼ばれるものです。この宗教は、地球上の宗教多様性を増大させるというメタ宗教的な活動を、超自然的な効果を持つ行為として位置づけるものです。したがいまして、この宗教を布教するという活動は、宗教団体としての活動でありながら、メタ宗教的な効果を持ちますし、宗教多様性を増大させるという活動は、メタ宗教団体としての活動でありながら、多宗教教における超自然的な効果を持つことになります。

本日より、「妄想経」という経典を弊会のウェブサイトにて公開いたします。これは、多宗教教の教義について記述した経典です。短い経典ですので、会員の方々のみならず、弊会の活動にご関心をお持ちの皆様にも、ぜひお読みいただきたいと思います。ただし、この経典は、現在はまだアルファ版です。多宗教教が意図するものを読者に的確に理解していただけるような経典となるように、今後も改良を進めて参る所存でございますので、ぜひ皆様よりご意見を賜りたいと願っております。またご意見のみならず、誤字脱字につきましても、お気づきの方がいらっしゃいましたらご指摘くださいますようお願い申し上げます。

なお、弊会は今後、布教の中心に据える宗教を共存型一神教から多宗教教へ変更することになるわけですが、共存型一神教が、弊会にとって重要な宗教であるということに変化はありません。また、聖久律法会のような新しく誕生した宗教を勝手連的に応援するという方針につきましても、変更はありません。